2020.04.23

任意売却したいときの相談先は?

任意売却は大きなくくりで言えば、債務整理のひとつの手段です。そのため、弁護士に相談するものと考えられていますが、弁護士は不動産売買のプロではありません。それなら不動産業者が良いのか?住宅ローンのことですから、銀行に相談する方が良いのか、相談先に迷われている方もいらっしゃるでしょう。ここでは、どこに相談したら良いのかポイントをあげてみました。

相談先には知識と資格が求められる
住宅ローンが支払えなくなってくると、任意売却を検討することと思います。任意売却をするにあたり、まずは相談からスタートすることになるのですが、その相談先に求められる知識と資格には、どのようなものがあるのでしょうか。

●不動産売却の知識
任意売却は、一般の不動産売却と同じ様な取引となりますので、不動産取引に精通していることと、宅地建物取引業法のような専門的な資格が必要です。

●債務に関する知識
住宅ローンの取引先である債権者との交渉をおこなうため、債務に関する専門的な知識と任意売却の経験を豊富に持つ仲介先が必要となるでしょう。

●法律の知識
任意売却は、民法に基づいた債務整理です。そのため、任意売却に関する法規に詳しい専門家への相談が必要です。

相談にのってくれる専門家とは?任意売却の相談にのってくれる専門家には、「不動産業者」「弁護士」「司法書士」「銀行」などがあります。それぞれが、得意とする分野がことなるため、成功するかは案件次第になります。特徴をまとめておりますので、ご自身のケースからどちらの専門家へ相談に行く方が良いのか、指針にしてください。

●不動産業者
任意売却は不動産取引となります。そのようなことから、不動産取引には宅地建物取引業法の免許が必要となります。その免許を保有し、人材も宅地建物取引主任士がいることから、不動産取引に関しては、プロとなり任意売却も扱う資格がある不動産業者が良いでしょう。しかし、資格があるとはいえ、実際に任意売却を取り扱っていない不動産業者もいます。任意売却は、民事執行法という法律で定められた裁判手続きをしている途中の不動産を売買することもあるので、裁判所の手続きの流れと、債権者との交渉に詳しい業者でないと厳しいものです。そのようなことから、不動産業者を選ぶ際も、任意売却の経験が豊富な会社を選ぶ必要があります。

●弁護士・司法書士
債務整理は法的な知識と資格が必要とされるので、法律の専門家である弁護士や司法書士は最適な相談先と言えます。しかし、先述したように任意売却は不動産取引であることから、どのようなケースでも弁護士や司法書士が良いというわけではありません。弁護士は不動産の専門家ではありません。そのため、住宅の査定や販売活動などをすることができません。弁護士事務所によっては、任意売却の専門チームもあります。そのような事務所は良いのですが、依頼を受けて、提携している専門業者へ丸投げをする弁護士事務所もあるようです。この場合、弁護士事務所への費用が余計にかかってしまうのでムダが多くなってしまいます。

●銀行
住宅ローンの返済が困難になった場合、相談先として一番適しているのは融資をしている銀行です。なぜなら、返済不能となるよりも確実に返済してもらえるようにリスケジュールを提案してくれることが多いからです。ただし、その後も返済が滞るようなことがあると、最終的には任意売却をすすめられるケースが多いです。その場合、多くは銀行が指定した専門機関を紹介されます。この場合、債務者であるあなたの要望どおりに売却できない可能性もあります。

まとめ
転職で収入が減った、離婚で生活設計が狂った、病気や事故、親の介護など長期に渡る返済の中で様々な事情によりローンを返済できなくなり任意売却を検討する方もいらっしゃるでしょう。誰にでも相談できることではないことから、相談先は状況と方針によって変わってきます。


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