2020.10.03

債務超過でアパートローンの支払いができない場合の任意売却

財テクや税金対策としてアパート経営をしていた多くの人達が、その失敗によって収益不動産によるアパートローンの支払いができない状態に追い込まれています。債務超過でアパートローンの支払いができない場合の任意売却について紹介しましょう。

不動産投資によるアパート経営の失敗
最近でも、サラリーマンや公務員の副収入としてアパートやマンションなどの不動産投資が行われています。財テクや節税の為にと始めたアパート経営ですが、賃貸管理や集客が思うようにいかず経営が悪化し、アパートローンの返済ができない方も少なくありません。

不動産投資における債務超過とは、所有している不動産や資産の全てを合わせても負債の方が上回る状態の事を言います。理由は様々ですが、賃貸経営の失敗や投資物件の選び方などにも問題があるのです。不動産投資はリスクが少ないと言われていますが、知識不足により賃貸経営を失敗する場合もあります。

経営を立て直そうとし融資などを打診しても、金融機関は債務超過による資産状況に鑑み、融資できる状態にはないと判断します。よって、売却する事でしか債務超過の解消やアパートローンの返済にあてるしか方法がありません。

債務超過になるとローンの返済もできなくなり、その状態で3カ月から半年ほど経過してしまうと、強制的な差押えや競売への手続きへと移行します。競売で自分の意向が反映されないよりは、任意売却での解決を考える事がより良いようです。

債務超過では通常売却よりも任意売却
債務超過でなければ通常売却も可能です。しかし、アパートローンの返済が滞る事によって競売や不動産に抵当権が設定されていた場合、任意売却での相談を早めに行う事が必要になります。債務超過の場合でも、全ての資産を処分する事で、解消される場合もありますが、実際はオーバーローンになることが多く、任意売却での方法を取る事になります。

任意売却を専門に扱っている経験豊富な業者に依頼する事で、債務超過におけるアパートローンの返済方法や、売却後の身の振り方についても相談できます。これが、通常売却と任意売却の大きな違いです。

任意売却を専門に扱っている業者は、債権者に対する返済の方法や売却後に残った債務の支払い方法についても対処し、無理のない返済方法について協議してくれます。債権者は、回収できない返済方法よりも、少しでも多く回収できる方法に期待します。業者はこの調整を行ってくれます。ここが腕の見せ所ともいえるのです。

アパート経営の失敗を任意売却で解決
アパート経営に失敗した状況をわずかでも改善する方法が見つからない場合には、早めに売却を検討する事です。通常の売却が困難な場合や債務超過によるオーバーローンを解決する場合には、任意売却での解決を相談して、できる限り売却後の生活まで対応してくれる任意売却の経験が豊富な業者に依頼しましょう。

1.抵当権が設定されている場合の交渉を依頼する
2.買主を見つけてもらう
3.売買契約において依頼者の不利にならないように特約をつける
4.売却後の引っ越し先を相談し、引っ越し費用の交渉ができる
5.売却後にその物件に借主として住む場合の選択も考える
6.アパートローンの返済後に、残った債務の返済交渉を依頼できる

まとめ
アパート経営で債務超過になった場合、債権者から返済を迫られた際の解決方法として任意売却は有効な手だてです。競売などの最悪な状況になる前に、早めに相談する事をおすすめします。


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