2021.05.03

妻名義の家は離婚後どの様に財産分与されるのか

夫名義で家を購入するのが一般的でしたが、年々夫婦共働きの世帯が増えていることにより妻名義で家を購入する夫婦もいる様です。今回は、妻名義の家は離婚後どんな風に財産分与されるのかについて説明していきます。

離婚後の財産分与について
財産分与とは、夫婦が婚姻中に得た資産を離婚後に平等に分け合うことです。貯金や生命保険、そして家も名義は関係なく財産分与の対象となっています。家を財産分与するときにはお金の様に簡単に2分の1に分けるということはできません。

家の場合は、話し合ってどちらが取得するのかを決めたうえで、取得した方が家の評価額の2分の1を代償金として相手に支払います。

代償金が支払えない場合について
代償金は高額のことがほとんどなので、すぐに支払えないという場合も珍しくはありません。例えば妻が家を取得することになり、夫が代償金の支払いを要求しなければ何も問題はありませんが、夫が代償金を求めてきたら支払わなくてはいけません。

その場合、家を任意売却し得た収益で支払うという方法があります。任意売却を行うことで、住宅ローンの残額の返済にあてることも出来ます。

売却後も住宅ローンの残額がある場合について
家の売却価格が住宅ローンの残額を下回ると、代償金やローンの返済も出来なくなってしまいます。この状態のことを「オーバーローン」と言います。代償金は話し合いで相手を納得させることが出来れば解決しますが、住宅ローンの返済の場合は貯金で支払うしか方法がありません。

妻名義の家の財産分与について
先ほども説明しましたが、どちらの名義であっても、結婚していた期間に得たものであれば夫婦の共有財産となります。そのため、妻名義で家を購入していたとしても、話し合いによって誰が取得するのかということを決める権利が夫婦それぞれにあるのです。

財産分与において夫婦間の話し合いはとても重要となりますが、離婚後でぎくしゃくしている場合には、弁護士に相談することで解決することもあります。

財産分与の対象とならないものについて
婚姻中に得たものを共有財産と言うのに対し、財産分与の対象ではないもののことを「特有財産」と言います。その例として、独身時代の貯金額や実家から持ってきた嫁入り道具、一方の両親の遺産・贈与された家や土地、別居後に得た資産、夫婦どちらかが作った借金、年金などです。

妻名義で家を購入すると離婚後どんなメリットがあるのか
妻名義で家を購入した後に離婚をすることになった場合、どんなメリットがあるのでしょうか。特に子どもがいる場合、環境を変えずに今まで通りの生活を選びたいという女性は多いと言われます。

話し合いでその想いが夫に伝われば、名義変更を行うことなくそのまま妻子で住み続けることが出来ます。夫名義の家に妻が住むには名義変更をするために時間が必要になりますが、妻名義の家にそのまま妻が住むのであれば名義変更する手間が省かれます。

まとめ
今回は、妻名義の家に焦点を絞り、離婚後の財産処理について説明しました。夫婦どちらの名義であったとしても、婚姻中に取得したものに関しては分与の対象となります。その際には夫婦間での話し合いが重要となります。

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